やぶれない紙
[2002.6.19]
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最近、縁合ってよく紙幣を洗濯する。特に好んでしているわけではないが、「さ、干すぞ」と洗濯カゴに洗濯物を移していると、衣類にまぎれて紙幣が現れる。今月に入ってもう2度目。今朝も洗濯機の中に紙幣が転がっていた。
しかし、紙幣というものはホント頑丈なものだ。洗濯の力はきっと凄いものだろうに。入って回されたことがないから実際のとこはどうなのか断言できないが、洗濯後の衣類のあの引きつった様子を見るとその威力は推測できる。そんな洗濯機の荒波の中でもみくちゃにされながらも、紙幣はびくともしない。多少へなへなっとはしてるものの、周りで引きつってる衣類に比べれば立派なものだ。
今月はこれで計6千円の紙幣を洗ったことになる。洗剤のおかげでほのかにいい香りのする紙幣は何となく手垢も落ちて色鮮やかになった気もする。でも、できればあまり洗いたくない。確かにこの何日かで紙幣の強度は実証されたが、だからといって「絶対」ではない。これは心臓によくない。
洗濯機の底で水に濡れどことなく不満気な顔をしている夏目漱石は、「まだ僕で良かったよ」とつぶやいてるようにも見える。「諭吉さんならきっと物凄く怒ると思うよ。顔がしわくちゃになって引きちぎれんばかりに・・」とも。
洗濯へはポケットの中を空にして出しましょう。主夫の胃腸と健康のためにも、どうぞよろしく。