まる1年。
[2002.4.3]
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ちょうど1年前の今日。僕は初めて名小を訪れた。
大きな学校で人も大勢。人の数だけ人間関係もある。うまく馴染めるだろうか。そんな不安と緊張の中で、僕の学校生活はスタートした。
実際、1年を振り返ってみて。そんな不安は必要のないものだった。
幼い頃から学校に行くのは大好きだったが、大人になっても、あの頃と同じ気持ちのまま学校に通えるとは思わなかった。
まるで遊び場に向かうように、ワクワクしながら学校に通った。まず自分の楽しみがあり、それに仕事としてお金が支払われる。そんな毎日だった。
そして昨日、前年度の忘れ物もようやく全て片付いた。と同時に1年の期限付きであった僕の学校生活も終わった。
ちょうど1年、だったなぁ。
アノバショニイケバ、アノコロトオナジヨウニキットイマモトキハキザマレテイルダロウ。デモワタシハ、モウアノバショニイクベキニンゲンデハナイ。
喪失感。
心理学ではこういう言葉で僕を片付けてくれるだろうか。でも、一言で収まりをつけるほど、そう簡単に僕の気持ちは片付きそうにもない。
だからといって立ち止まるわけにもいかない。立ち止まり、自分の感情と見つめあう時間を持てるほど、僕はもう若くない。歩き出さなければ。とにかく歩き続けなければ、ならない。
どんな1年を過ごそうと、まぎれもなく僕は歳をとっていく。齢27にしてようやくそのことに気付いた。
さっきまで曇っていた空から、少しずつ光がさしこんできた。
さあ、歩いていこう。