ライバル不在

【2002.1.2】

正月といえばお年玉。僕はもうもらう歳ではないが、弟はいつの間にやらあちこちからもらっていた。

「はい、兄ちゃん借金」

昨年、彼がこさえた携帯料金。僕が払っておいたので、彼には借金が残った。結構な額だったのでお年玉で返すことになってはいたのだが、それが新年早々もう返ってきた。

元旦。2、3人からもらったお年玉で借金返済終了。「もうこれで借金取りにドアをドンドンされんでいい」と彼は言っていた。

もともとしてないっちゅうねん。そんなこと。

しっかし、いくら高校生だから額が高いとはいえ、あまりにも早過ぎる借金返済。どうやらちゃんと理由があった。それは、、、

ライバル不在。

弟は僕ら従兄弟の中でだいぶ年が離れて生まれた。だから同じ年代にお年玉を必要とするライバルがいない。上にも下にも間が開いている上に、上の従兄弟たちはもうお年玉をあげる立場にさえなっている。

ライバル不在うらやまし。不況知らずだ。

「あんたは運がいいねぇ」とおばたちも語ってたそうな。


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