構造改革の3

【12.7】

遠隔操作による調理実習の導入。

説明もなんなので実例で入らせてもらう。

師匠も走る忙しい師走のこと。兄は仕事で帰りが遅くなりそう。家では迷い子寸前の弟がお腹を空かせて兄の帰りを待っている。飯はまだか〜飯はまだか〜とつぶやきながら。そこへ電話のベル。すかさず弟は受話器をとる。

兄「腹へってる?」

弟「うん」

兄「じゃぁ今から言うことメモして」

弟「うん」

兄「玉ねぎあるでしょ。テーブルの横のお米のとこに」

弟「あったあった」

兄「それの皮むいてスライスして。スライスは薄くなくていいよ。適当でいい。それから、冷蔵庫にウィンナーある?」

弟「あったあった」

兄「そしたら、スライスした玉ねぎをパスタゆでる深い鍋で炒めて、そこに半分に切ったウィンナーを入れて炒めて。ウィンナーはひと袋全部使ってな。んで、テーブルの上にミートソースの缶があるから、それを鍋にこぼして。そんれでOK」

弟「で、これ何?」

兄「夕御飯。俺のイメージでは美味しいはずだから、ま、作ってみて。8時過ぎには帰るから。じゃ」

帰宅すると「旨かったよ、あれ」という声が飛んできた。鍋を見ると赤いソースの中にウィンナーが転がってる。ちゃんと作ってる、感心感心。

受信感度良好。


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