【11.27】

帰り道に猫がいた。

歩道わきで両手を前に出してうずくまっていたから、「うんこでもしてんのかな」と思い、おもわず目がいった。でも、よーく見るとそうじゃなかった。猫はうんこじゃなく、探し物をしてたようだ。

しゃがみこんだ視線の先には側溝があり、前に出した両手の間には蓋のスキ間があった。

両の手の間から、猫は何かをのぞいていた。

じーっと。じーっと。

ちょうどお隣のスーパーに用があった僕は、駐車場に車を止め、猫が見える所まで走っていった。

猫はまだいた。

ずーっと。ずーっと。

あいつはいったい何を見てたんだろう。


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