見送り
【11.12】
久しぶりに父と母とチビを見送りにいった。
港まで。
うちは両親が徳之島住まいで、名瀬には私と弟だけが二人で住んでいる。今の所、弟は高校生で私は兼業主夫だ。仕事に追われ家事に手が回らないことも多々ある。そんな私の身を案じて、土曜が休みの時には両親が帰ってきてくれる。
週末だけでも私を子供にするために。
今年は特に頻繁に帰ってきてくれるので、それはそれは大変助かっている。両親が帰ってきてくれると、私は家事から解放され、時には貯まっていたツケさえも片付けてもらえる。本当にありがたいことだ。
徳之島との往復はもっぱら船になるのだが、名瀬から徳之島へ戻っていく時はかなり辛いものがある。時間があまりにも早いのだ。
南へ向かう定期船は、名瀬港を毎朝5時50分に出港する。我が家だと、その船に余裕をもって乗るために、4時半には起き、5時には家を出る必要がある。
4時半。
早い。眠い。。
帰っていく方も、見送る方も、朝早いのは辛いものだ。今年はよく来てくれるだけに朝の早起きも多く、そのうち父母は、負担をかけまいとタクシーで帰るようになっていた。
昨日、久しぶりに、朝早く父と母とチビを港まで送っていった。それはそれは眠かった。もう冬も近付いており少し肌寒くもあった。眠い目をシパシパし車を運転しながら、早く送ったらもうひと眠りしようと考えていた。
寒い。眠い。。
港についた。「ありがとう」という言葉を残し、荷物を抱え階段を上っていく父と母。その後姿を見ながら私は深く思った。
たまには見送らなあかんな。
寒い眠いのはどちらも一緒。僕は帰ったら暖かい布団。父と母は船のせんべい布団。どれほどの苦労をして訪ねてきてくれるのか。それを忘れてしまうとこだった。
ありがとう。
いつもありがとう。