台風襲来
【10.17】
台風が来た。本当に来た。
凄かった。
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午後6時前。
僕は、近所の本屋に向かった。台風台風と騒いでいたが、いっこうにそれらしい様子が現れないので、「こんなもんか」と暇をつぶしに行ったのである。
それから数分後。本屋の店内に奴の徴候が現れはじめた。チカチカッと瞬いたかと思うと、照明が半分消え、店内は薄暗くなった。「まさか、そんな急激には・・」
確認のため店を出ようと・・・したが、出れなかった。ドアが開かない。ドアがミシミシいってる。ドアの向こうでは風が舞い、風圧がドアを押さえていた。
うわー
家まではほんのチョットなのだが、そのチョットの距離すらためらってしまう。しかし僕は行かねばならぬ。「こんなもんか」と思ってただけに、我が家はまだコンナモンカな装備しかしていない。急いで雨戸を閉めねば。
意を決して風の中へ飛び出した僕は、できるだけ抵抗を減らそうと中腰になり、走った。
ほんのチョットしかない距離は、やっぱりほんのチョットしかなく、ほどなく僕は家へ到着。すかさず全快の車庫を閉め、塀の上にある花鉢を隠し、玄関へ駆け込む。家へ上がるや否や「ショー、雨戸全閉め!」と叫び二階へ駆け上がる。轟音にきしむ窓を次から次へと、開けては雨戸開けては雨戸。ときおり、スキをぬって飛び込んだ風に悪さをされつつも、ひとまず全閉め完了。後はただひたすらにわめくだけ。
おーすげー!
こんな凄い台風は、本当に久しぶり。震える窓に不安を抱きつつ、しかしどうしようもないので家を信じるしかない。そうこうしてる内に、台風の副作用がやってきた。
ぷつんっ・・・
真っっっっっっっっっっっっっっっっっっっ暗。停電だぁ。
蛍光灯も冷蔵庫も炊飯器もiMacも、みんなみんな死んだように動かなくなった。
今はもう動かない。。。♪
電気の有り難みを知った。