サバイブ
【8.30】
夏休みの始まりに、学校の水槽から、孵ったばかりの子メダカを持ってきた。家で面倒を見ようと思ってね。
だいたい皆同じような大きさで、というか小ささで、最初は8匹いた。このT最初はUというところが今回の話のポイントである。
まぁ、それなりにエサをやったり水をかえたり。そうして8月になった。
生まれてから2週間を過ぎると、小さいなりに成長に違いもでてくる。そして大きいものは増々大きく。小さいものは増々小さくなっていく。
弱肉強食。
それは見た目にも既に明らかで、エサを入れた瞬間にわかる。あちこちに散らばってるエサを食べようと、メダカ達は水面に上がってくる。そして、それぞれがエサを食べればいいのだが、そう仲良くやってはくれない。
他よりも成長した奴は、水面をウロウロしながらエサを監視してまわる。他のメダカがエサに近付くと、すかさず其処に泳いでいき追い払うのだ。自分がすぐに食べれるわけでもないくせに、他の奴に譲ろうとは決してしない。
この強欲もの。
それから数日後。子メダカは2匹になっていた。増々激しくなっていた体格差は、最終的にこうなるわけね。
この強欲もの。