シネマパニック
【8.15】
8時30分起床。
最近のグータラ夜更かし生活にしては早い方。珍しく弟がまだ寝ていた。今日は部活が休みのようだ。
顔を洗い、朝食のパンを買いにいく。近所のパン屋でサンドイッチとコーヒー牛乳を買った。
9時。弟を起こす。
彼が顔を洗ってる間に、袋から朝食達を取り出す。洗顔を終え、まだボーっとしている弟に今日の予定を尋ねた。友達との約束は1時から。午前中は空いている。僕はふと思いたち、受話器をとった。
シネマパニック。
去年の夏にオープンした映画館。島唯一の貴重な存在。ただ、未だ一度も行ったことなし。開館当初、上映されたのは、もうビデオになりそうな作品ばかり。「島に久々の映画館復活!」と喜んでいただけに、逆に「しょせん島じゃ映画館もこんなもんか」と落胆。
未だ一度も行ったことなし。
ところが少し前から、巷で話題の作品を上映するようになった。やっぱ映画はタイムリーでなくちゃ。巷で話題になってれば広告に触れる機会も多い。見たい作品がいくつかあった。それがシネマパニックでもやっていた。
ジュラシックパーク
大学生活を送った広島で、一番最初に見た映画。リアルな恐竜の姿に心が震えた。あまりの迫力に気押された。席を立つ時グラリとよろけた。上映の間、足を前の席に押しつけて踏ん張っていた自分に気付いた。人生で3度目の映画館だった。
ちなみに1度目は幼少の頃。その頃まだあった名瀬の映画館で『ET』を見た。そういえばどちらもスピルバーク作品なのは偶然か。
ジュラシックパーク!!!
ジュラシックシリーズの最新作。前回こけたロストワールドに続く第3作目。千と千尋・AI・パールハーバーと共にこの夏の話題作。有り難いことに「シネマパニックにて上映中」だった。見たいという気持ちと、そろそろシネマパニックにも行ってみたいという気持ちが重なり、夏休みの間に見に行こうと思っていた。ただ、いつにするかは決めてなかったが。。。
9時20分。受話器をおく。
シネマパニックに確認したところ、ジュラシックパークの上映は、9:30と5時。9:30。兄「行くか?」弟「行くか?」
9:25。車内朝食。
映画ってものは最初に予告があるもの。そう勝手に決めつけて、そうあって欲しいと祈って、買ってきた朝食達をまた袋に戻し、弟と一緒に車に飛び乗った。
9:40。入館。
近くの駐車場に車をとめ、パニックまで走った。本編はもう始まっていたが、まだ始まったばかりだった。間に合った。館内にはパラパラと人がいた。中程の席に座ってスクリーンに見入った。最後に「おい、携帯」と弟につぶやいて。
11:30。映画館の外。
上映は思ったより早く終わった。映画館はやはり良かった。音の力というものを改めて感じた。身体に伝わってくる恐竜の足音。家庭じゃあの重低音は難しい。絶えまなく回る換気扇が、映画館には不似合いだったが、場末っぽい雰囲気は悪くないと思った。総じて映画館は好いものだった。
映画も面白かった。