成長の証

【4.25】

朝起きたら雨が降っていた。昨夜までは晴れていたのに、夜中にガラッと気分が変わったらしい。おやすみ前に頑張ってせっかく干した洗濯物は乾いてもいないだろうし、今頃きっともっとずっとジメジメしてることだろう。あ〜あ残念。

と思ってた。ところが・・

僕の部屋の扉を開くと、目の前に廊下を挟んでベランダが見える。ベランダといっても優雅に眺めを楽しむ快適空間なわけではなく、言ってしまえば物干し場みたいなものだ。我が家の洗濯物は主にそこに干される。例にもれず、昨夜の洗濯物もベランダに干されていたわけだが、どういうわけかベランダに洗濯物の姿は影も形も見当たらない。

「?」はてな。

まさか、まさか、まさか、、まさか!

まさかぁ?

そのまさかだった。1階に向かって階段を下りていくと次第にその音は大きくなっていく。サーサーサーと何かが擦れるようなその音は、1階にたどりついたと同時に確信に変わった。

乾燥機だ。

言われる前に頼まれる前に、気が付いて動くことができる。我が弟もようやくそこまで成長したか。

喜びの朝だった。


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