【今日という日】
僕が小学校4年生の時、3月23日は卒業式の日だった。
卒業式といっても、僕は4年生だったので、在校生として出席しただけ。実は、この日のメインは僕のことではない。だからといって卒業生のことでもない。
この日のメインは・・
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学校にて、式が始まる前か終わった後かは今となってはもう思い出せないが、校内放送で僕は職員室に呼ばれた。「お電話です」と。
慌てて職員室に駆け込んだ僕に、受話器を手渡しながらある先生は言った。「おめでとう」と。
電話の向こうは父だった。父は静かに言った。「弟が生まれた」と。
僕の学校は大きかったので、2年生の次男は卒業式は休みだった。彼は病院で大はしゃぎだったらしい。だからその日は、休めばいいのに律儀な僕だけが学校で一報を受けた。
廊下をスキップしながら教室に帰ったことは、今でもまだ忘れやしない。
あれから16年。我が家の至宝も大きくなったもんだ。
章、誕生日おめでとう。