【心の境界戦】

毎朝思う。

「今夜こそは早く寝よう・・」       と。

眠い目をこすりこすり、疲れの残る体を奮い起こし、「もうちょっと寝たい‥・寝たいよぅ‥・」と心の底の底からつぶやきながら、布団に守られていない冷たい空気の中へと飛び出していく。

そう飛び出していく。もたもたと抜け出るんでは無く、むしろ勢いをつけんばかりに僕は布団を飛び出していく。

それぐらいやらないと区切りはつなかいのだ。

何故?

暖かい布団の中と、冷え込んだ朝の空間。たった一枚を隔てて境界はハッキリしている。何も勢いをつけなくったって嫌が応でもそこは明確に区切られている。

なのに何故?どうしてそんなに勢いが必要なの?

生暖かい甘えと、やらねばならぬ気迫。僕の心の中の境界は布団ほど明確じゃない。惰性の誘惑を打ち破るには気持ちに勢いが必要なのだ。時を刻む冷たい針は決して待ってはくれないのだから。

心の境界戦。僕は毎朝戦っている。


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