【生きチョコ】

すいませ〜ん。

炭酸の抜けたソーダ水のような声が階下から聞こえてきた。気のせい?とも思ったが、微かにだが確かに声がする。

来客だ!

「はいは〜い」下まで届くよう大きな声で返事をしながら、僕は慌てて階段を下りた。

どうやら宅急便のようだ。玄関に見慣れた小さな箱が一つ置かれている。「な〜んだファンケルかぁ」こっちも気の抜けた声を心でつぶやきながら受取証にサインをした。

え〜っとこっちは冷蔵ですので。

配達人はもう一つ包みを差し出した。冷蔵?!うっそ!?本当に???。今度はしっかりと気の入った声を心でつぶやいた。

「生きチョコだ!」

いやはやそれにしても『生チョコ誰か送って下さい』とは言ってみる、いや書いてみるものである。

以前、『死にチョコ』というタイトルで生チョコへの想いを切々と語らせてもらった。その想いが伝わってか、ドコかのちょっとチョコ好きから本当の生チョコが贈られてきたのだ。

何という嬉しい誤算。

章と二人、さっそくパクッといかせていただきました。さすが生チョコ。生きてるよ!これ。我々の口の中はもう「ほろろ〜ん」です。

生きチョコ。まだまだ受け付け中です。(笑)


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