【死なないバナナ】

バナナバナナバナナ。サル。

叔母さんが大量のバナナを持ってきた。バナナ。栄養補給に良さそうな食品。食べるとけっこう腹にガツンとくる。それだけに普段の僕らの食生活にバナナが付け入る隙は無い。僕らのお腹に、食事に加えてバナナまで入れる余裕は皆無なのだ。

となると困った。ほとほと困った。これだけのバナナ。放っておいたらすぐ腐ってしまう。しかも、無駄に腐ってしまうと頭で推測できるのにもかかわらず、それでも体は決してバナナを欲しないのだ。

犬死にバナナ。

そうはいってもそうはいくまい。バナナが朽ち果て捨てられるのを指をくわえて黙って見ているわけにはいくまい。これはもらいもの。もらいものには、あげる人の気持ちがこもっている。捨てられない・・

兄「バナナミルクは好きか?」
弟「うん」
兄「朝食で作ったら飲むか?」
弟「ああ」

話は決まった。さっそく車を走らせ近所の大型家電量販店へ。特別な機能は何もいらない。シンプルに簡素に清潔に、そして安く。真っ白で飾り気のないボディが目に止まった。スイッチON-OFFのシンプル設計。お値段は、、ニヤリ。1780円。

さて、しばらく朝食は、焼き立てのトーストと混ぜたてのバナナミルク。

そう、このバナナが尽きるまで。


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