2/9 「暮らし館閉店」

 2月1日。寿屋グループ行き詰まりの余波を受け、名瀬市内の寿屋2店鋪も休業に入った。アーケード街の寿屋、上方地区の暮らし館、ともに従業員は一時解雇となるらしい。この不況の折に大変な事だ。

 買い物をする側の立場としても寿屋の休業は痛い。私はよく暮らし館を利用していた。毎日、仕事帰りに寄るのが日課だった。

 1日働いて疲れた体は「早く家に帰って休もう」と言う。でも今夜のおかず、翌朝のパン、お昼の弁当は材料が無ければ作れない。そんな時、暮らし館は全てを用意して私を待っててくれた。よく暮らし館の店内を歩きながら、今夜のおかずや弁当の中味について思いをめぐらせたものだ。どこに何があるか、どんな物がオススメなのか、、通い慣れた店だけに買い物も楽だった。

 毎日、家路へと車を走らせてると見えてくる暮らし館の灯り。あの灯りが見えると、「もうひとがんばり、主夫やらんばや」と疲れた体にむち打って買い物することができた。ちょっと寄ってこう。そんな気軽さが私の生活を助けてくれていた。大きかろうが小さかろうが通い慣れた店というものは、自分の生活を助けてくれる大切なものだ。大きな助けだっただけに、なくなると結構辛い。

 今日、仕事帰り、道の向こうに「暮らし館」の文字は見えなかった。そのうちまた、看板に光が灯る日を私は待ち望んでいる。


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