5/8 「早い梅雨入り」
時は皐月を迎え、淡く若々しい新緑も、刻一刻と深みを増しつつある今日この頃、奄美地方『梅雨入り宣言』。
梅雨入りよぉ ちーぃと早くや ありゃせんか
雨雲たちこめる日中。ふと眺めた仕事場からの光景。おしならぶ住居群の白い虚しさと対照的に、暗く深くそして暗く、コントラストにつぶされそうな山はそれでも確実に緑をまとい、静かに静かに緑をまとい、雲は霧となり肌を洗い、天の衣のように頂きを包み、隠し隠しつつみ隠し、白につつまれ白にはえ、山はなお暗く深く、暗く暗く深く深く、そして緑。その様相は荘厳ささえ感じさせるものであった。
これから2ヶ月、梅雨が続くという。雨が続くという。憂鬱が続くという。そんなことが許されてよいのだろうか。否、許されるわけがない。僕は認めない。例えお天道様が梅雨を長引かせたいとおっしゃっても、僕は認めない。今年も6月には僕は海へ行く。眩しい太陽に目をくらませながら、うだる暑さに頭をくらませながら、社会の流れに身をくらませながら、僕は海に行く。必ず行く。その頃にはきっと今年も梅雨はどこかへ行ってることだろう。
「異常気象」なんてそんなたった漢字4文字で片付けられてしまっていいはずがない。僕の僕らの夏にかける想いはそんなに簡単なものではない。夏が手招きしはじめる頃には、嫌が応でも梅雨には終わってもらう。たとえば5月に台風が訪れるような、そんな信じられない異常な年だとしても。