1/8 「島の成人式」

 新成人の皆様。御成人おめでとうございます。素敵な大人になってください。

 去る五日、我が街名瀬市でも成人式が行われた。日本の成人式は昔は15日『成人の日』、変動制となった現在、今年は8日が成人の日だった。しかし島は以前から五日近辺。島の若者の多くは、高校を卒業すると島を出て進学したり就職する。だから正月で帰省したついでに成人式も済ませようという計らいなのだ。遠い島、正月にも帰って成人式にも帰るなんて、そんな余裕、金銭的にも時間的にも無い。

 そんなわけだから新成人は、年が明けたら正月気分すっとばして成人気分に突入する。夜な夜な繰り広げられる同窓会やら何やらで新成人の夜はめくるめく飲み会。5日の朝は皆眠い目こすって成人式に参加するのだ。そういう私も例にもれず、もう6年も前となった成人式の思い出だが、あの朝はホントきつかった。頭はガンガン痛いし気分は悪いしまぶたは重いし。。。ものの見事に式に遅刻したのを憶えている。ま、昔の話。

 さて、島の成人式は着物が多い。日本中一般的に女の子は着物なんだろうが、島は男の着物も多いのだ。なんてったって奄美だからね。「そりゃ大島紬着るでしょう」ってことである。でも「島だから紬」っていうことでもなく、若い娘っ子はやはり華やかな振り袖に憧れるようだ。紬の深い色合いでシックに大人の女というよりも、袖を振り振りさせて華やかに艶やかに若さを弾けさせる。大人の世界に入る儀、「まだまだ私達はピチピチよ」と主張する声が聞こえてきそうだ。


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