9/23 「島バナナ続編」

 6月の終わり頃、うちの庭の島バナナが実を付けはじめた。まず、紫の袋が葉の隙間から垂れ下がり、その袋が一枚一枚めくれるようにして中から白い花が現れた。その白い花はちょうどバナナの房の形に位置を取り、花の枯れた後には緑の棒が残った。そして日を追うごとに緑の棒は膨らみを増していき、バナナらしい形になった。それが7月の終わり。

 「美味しいバナナになりますように」との願いを込めて毎日たくさん水をやった。やがて、はちきれんばかりに膨らんだバナナは、待ち望む僕らをじらすように、そのままの姿で夏を越した。

 バナナは、庭の塀を越えて道路の上に実を垂らしていた。盗ろうと思えば簡単に盗れる所にあったので、周りの人は心配して「早く切れ早く切れ」とせかした。あんまり言われるから僕も心配になり(過去にスイカを盗まれたこともあったので)、先日伐り取り家の中にぶら下げておいた。

 そして昨日、下の方から「ちょっと色付いてきたかな」と思っていたら、今朝にはもう全身まっ黄色に塗りつぶされていた。後は、ちょいと引っ張って実がもげるようになったら食べ頃旨い頃。店で買ったら・・と値段はともかく、我が家でなったバナナだけに愛着もひときわ。早く早く!食べるのが楽しみである。ちなみに右にぶら下がっている貧相な物体、5日前までは左とよく似た形をしていたのだが。。。ごちそうさまでした。


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